本日サンフランシスコで過ごす最後の夜だ。
共にセレモニーを受けている日本人旅行者の相棒、フランス人の女性、コロンビア人の男性とも不思議な連帯感というか仲間意識が芽生えている。
皆「もうちょっといれば?」と嬉しいことを言ってくれる。
私個人としてももっと長居したい。もっと多くのことを学びたい。しかしシャーマンの先生にも3日と最初に言った。恐らく先生もこの期間に合わせた治療をしてくれているのだろう。シャーマンの息子もセレモニーが始まる前に「今日はあなたを精霊が守るようにと、あなたの為にイカロを歌います」と言ってくれる。
日が落ち、セレモニーが始まる頃空にかかっていた雲が取り除かれて行き、天の川とたくさんの流れ星、南十字星の光り輝く夜がやってきた。
蛍が白く己を光らせながら空を飛んで行く。
楽園のような場所だ。
そして最終日のセレモニーが始まる。
☆注意☆
これまでと同様、ここからは私が経験したアヤワスカによるビジョンです。アヤワスカを体験したいと思っている方には、自分オリジナルのビジョンを見るための邪魔になり得るので、読まない方が良いかもしれません。それ以外の方、関係ないという方は是非。
いつものようにセレモニーが始まり、不思議な空気が空間に立ちこめる。
今日は「どれくらいの量が良い?」とマエストロが聞いてくる。
最終日だということで私は昨日より多めに、と調子に乗って言った。
アヤワスカを飲んでから暗闇の中、イカロが始まる。
イカロの声が本当に気持ちが良い。
あぐらをかいて、シャーマン2人の不思議で美しいイカロに身を任せ、縦に横に揺れる。
イカロに体をまかせて縦に横に揺れていると、一つ不思議な事を発見した。
その揺れに逆らった動きができない。
ゆっくりゆっくり体が前後左右に揺れる。
気持ちが良い。
しかし何も見えない。
午前0時を過ぎた頃イカロが一旦終わり、息子がハーブの水をかけに来てくれた。
そして2杯目のアヤワスカを飲む。
イカロが再度始まり、目の前に幾何学模様が連続的に出て来ては消え、何か判別できない映像が目の前をすごいスピードで駆け抜けて行く。
そして朝になった。
個人的には残念な思いだった。何かが見えるという期待。こういうものが見たいという強い思いがあるとアヤワスカは反応してくれないのだろうか。
−−−おまえはベールに入ることが不可能だと思っている。なぜなら、これまでベールなど存在しないと信じこまされてきたからだ。お前はスピリットの世界などありえないと信じる人々の価値観によって、自分の現実を作り上げている。どこかで、スピリットの世界に入ることは困難で、そうするためには苦しみ努力しなければならないと考えているのだ。だとしたら、それはおまえが勝手に作り上げたものである。しかし、もし絶対的な信念を持ち、完全にそして純粋に流れに身を任せることができたら、そのとき初めてベールに触れることができるであろう−−−
「ヴィジョン」著者トム・ブラウン・ジュニアより
またこの場所に導かれたいものだ。
次は絶対的な信念を持ち、己の理解を深め。
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